自分の「普通」を強要しないことで恋愛はうまくいく
こんにちは、今回は「自分の「普通」を強要しないことで恋愛はうまくいく」というテーマでお伝えします。
自分の普通を強要すると喧嘩になる
私はこれまで男性とお付き合いしてきた中で、喧嘩の原因は「価値観の不一致」にあると思いました。
「私はここまで掃除したのに、彼はしてくれない」
「普通は記念日を二人でお祝いするのに」
と自分の中での普通に対して彼の行動が違っていたらイラッとしてしまったり、言わなくていい小言を言ってしまっていました。
どうしたら喧嘩が少なくなるだろうと考えた時、はっと気がつきました。
私にとっては普通のことでも、彼にとっては普通じゃない、そう思いました。
そう思うようになったきっかけの出来事がありました。
夕飯の後の洗い物を彼がしてくれた時です。
私は毎日、食器を洗ったら、排水溝のネットも変えて、清潔感を保っていました。
つまり私にとっては「普通は食器を洗ったら排水溝のネットも変える」だけど、彼にとっては違うようでした。
むしろ彼は「普段洗い物をしないのにしたんだから、褒めてくれるのが普通でしょ」と思っていたようです。
お互いに自分の中の普通を強要してしまって、すれ違いのようになってしまっていました。
そう思ったら、そういえば私たちは出会って数年程度の、違う人間なんだとわかりました。
もちろん、付き合っていてもいなくても違う人間だから、考えが違って当たり前なのでした。
そこでやっと私たちはお互いの普通を強要しない方がいいと気がつき、相手に求める際も気を使うようにしました。
「洗い物ありがとう。ついでに排水溝のネットも変えてくれたら嬉しいな」
と伝えるようにしただけで、彼は快く排水溝のネットも掃除してくれました。
小さなことですが、これを意識するだけで、格段に喧嘩することがなくなったように思います。
「普通」を強要しないことで幸せな時間が増えた
喧嘩が起きた時にまず、私は「私たちってお互いの普通とか当たり前を強要しすぎてたんじゃないかな」と言ってみました。
彼はあまりピンときていないようで、順を追って説明することにしました。
説明を聞いて、彼は「確かに」と目を丸くしました。
「そういえば、普通って、自分の中では固定化されてるから、わざわざ口に出すこともないもんね」と言って、確かにねえと頷いていました。
それから私たちは何かするたびに「これって普通かな?」と聞き合うようになりました。
最初は二人で真剣にどれが普通なのかを考えていましたが、だんだんと二人の意見の折衷案をで決定できるようになりました。
「洗い物してくれたらちゃんとお礼を言って、忘れていなければネットも変えよう」となりましたし、掃除機をかけ終わったら、忘れないうちにゴミは捨てよう、と話し合いました。
これができるようになったことで、些細な喧嘩は減り、そして、二人で話す機会がたくさん増えました。
自分の中の当たり前や普通を押し付け合うのではなく、話し合って自分達にとって一番いい形を決めよう、となったのです。
それからは、彼も以前より積極的に家事をしてくれるようになりました。
以前は私がどうしたら機嫌を損ねないか、に重点を置きすぎて、自分が何をしたらいいのかわからなかったそうです。
そんな思いやりにも気づけませんでしたが、今は都度感謝の言葉を言うようにしています。
「ありがとう」というと彼は決まって「こちらこそありがとう」とお礼を返してくれます。
自分の言いたいことだけを言っていた時よりも、何倍にも増して話をしたり、お互いを知ろうとする時間が増えたように思います。
彼と喧嘩ばかりして悩んでいる方へ
恋愛において、彼と二人で過ごす時間は「お互いの持ち寄った普通という概念の擦り合わせ」だと思うと気が楽かもしれません。
彼はもともと血のつながった家族でもないし、あなたのことを全て把握してくれるわけでもありません。
なので、「私はこう思っている、あなたはどう?」と自分の意見もいいながら、相手の意見も取り入れるようにすると、良い方向に行くかもしれません。
家事やそれ以外の生活でも「私はこれだけやっているのに、彼はしてくれない」と思うことがあると思います。
でもそれは、彼がわざとあなたを困らせたり不機嫌にしたいからやっているのではなく、家事をやるという選択肢がそもそも存在していない、なのかもしれません。
そのときに黙って不機嫌になるのではなく、「私が洗い物やるから、掃除機お願いしてもいい?」と頼むといいです。
そうしたら彼が「洗い物してくれたんだから、掃除機かけないとな」と思ってくれるかもしれません。
自分の思いは言葉にしないと伝わりませんから、彼が察してくれるのを待っていたら喧嘩になったり、必要以上に彼に気を使わせてしまいます。
きちんと言葉で思いを伝えて「こうしてほしい」と要望を伝えるようにしましょう。
そしてもし彼が自分の中の「普通」に合わせてくれたら、あなたも彼の言葉をきちんと聞くようにしましょう。
「私は洗濯物は畳んで棚にしまいたい、でも彼はすぐ着る衣類はそのまま畳まないんだ」と理解したら、その彼の普通を受け入れてあげることが大事です。
好き同士で付き合ったわけですから、ずっとすれ違ってしまう、ということはないと思います
少しずつ彼とあなたの普通は出来上がっていくはずです。